Now Loading...

Company Profile

リースを起点に融資、投資、生命保険、銀行、資産運用、自動車関連、不動産、環境エネルギー関連など多角的な事業をグローバルに展開し、プロ野球球団(オリックス・バファローズ)の経営も手掛ける。

オリックス株式会社様

“クライアントと併走して悩みぬく”

グループ広報部 宣伝チーム 課長代理
大塚 孝裕様

滝川 ちひろ様

リースを起点に多様なビジネス展開

当社は現在、さまざまな事業・サービスを展開しておりますが、元々はリース会社として1964年に設立されました。初期は機械・設備のリースが中心でしたが、取り扱うモノは自動車、船、飛行機などへと広がり、事業を通じて与信審査やファイナンスの能力と資産を適切に取り扱う能力を培い、「金融」と「モノ」の専門性を高めながら、リースを起点に隣の分野へと事業を展開していきました。たとえば、自動車の分野であれば、自動車リースからスタートしレンタカーが生まれ、現在はカーシェアリングも行っています。さらに、リースやレンタカーで使用した車両を中古車として売却する事業も行うようになりました。また、海外展開は1971年に香港に進出したことを皮切りに、世界30カ国以上で事業を展開しています。 オリックスはこのようにして独自の事業展開を図り、他に類を見ない企業になったと考えています。

▼ 成果と魅力

グローバルでの立ち位置を踏まえた情報発信

当社は30カ国以上で事業展開している上にニューヨーク証券取引所に上場し、発行済み株式数の約半分を海外の機関投資家が保有しています。より海外のステークホルダーの皆さまに我々のことをご理解いただく場を作ることが課題でした。しかし、当社の英語サイトは2011年以降、大きな変更は行っておらず、しかも日本語サイトのミラー版というのが社内の位置づけでした。日本と海外では当然当社の知名度や事業認知にも差があります。グローバルでの当社の立ち位置を踏まえ、当社の企業としての人格が伝わるような情報発信を行い「オリックスをもっと知ってもらう、そして好きになってもらうこと」を重要課題としました。とはいえ、今回のプロジェクトが始動した当初は、サイトの構造は大前提として、デザイン設計、コピーや内容において海外向けのサイトとしてどうあるべきか、どう解決したらよいのか困っていました。
エーフォースさんには要件定義や設計から参加していただきました。プロジェクトの初期段階でエーフォースさんには当社の大量の出版物や社史を読み込んでいただき、その上でグローバルに向けて訴求すべき特徴を3つに絞っていただいたのですが、このことがプロジェクトの進行上、大きな指針となりました。今回は本社コーポレートサイトのリニューアルではありましたが、オリックスグループの人格をどう発信するのかを改めて整理する機会でもありました。 コミュニケーションの方針を決めるにあたりトップマネジメントを含めた議論をするうえで、この3つのポイントが大きく寄与しました。また、投資家向けの情報発信ツールである統合報告書を制作する上でも、場は違えど一貫した発信をするための指針になるなど、本プロジェクトを通じて、当社のコミュケーションのベースを改めて作ることができました。
「オリックスのことを全く知らない海外のステークホルダーの目線で、オリックスグループの人格をどう伝えたらいいのか」という問いに答えること、オリックスの人格をわかりやすくメッセージ化すること、これらを初期段階で達成できたことが今回のプロジェクト成功の大きな要因だと考えています。

▼ 継続パートナーシップの理由

エーフォースにしか出来ない戦略設計

パートナー先を検討しましたが、エーフォースさんは英語・中国語を母国語としているターゲットに向けたグローバルブランディングに明らかな強みをお持ちでした。海外コミュニケーションにおける戦略設計を行えるエーフォースさんが今回のプロジェクトに参加してくださり、感謝しています。社内承認の過程ではCEOはもちろん、海外生活が長いトップマネジメントとの議論もありましたが、言葉の使い方やコピー、デザインについて指摘が入ることがなく、より伝えたい中身について議論をすることができました。これは海外の目線でのコミュニケーションでオリックスグループを捉えるうえで、大きな手ごたえでした。

▼ エーフォースのONLY1

クライアントと併走して悩みぬく

今回は複数のパートナーさんに同時にご協力いただいたのですが、通常このような進め方をすると、パートナーさんによっては担当領域を絞り、柔軟に動いていただけないこともあります。一方で、エーフォースさんは非常に柔軟に動いてくださり、対応が難しい場合でも実現するための方法や解決策を常に一緒に考えてくださいました。今回のプロジェクトではCMS会社、WEBサイト制作会社などさまざまな企業が関わっており、登場人物も多い中で上手く立ち回っていただき大変助かりました。